タイトルのこの言葉、前回の『聞き極め方』の最後に出てきましたが、
楽器屋さんをやってく上で必要不可欠な能力がこの『音の言語化なんじゃなかろうかと思います。
これは先天的なものではなく後天的な努力によって身につけられるものだと思います。
どうやって?
読書で、それも小説で。
読書だけじゃないですね、音楽を聴いたりするのもいいでしょうね。
とにかく文章や歌詞などで『言葉』というものに敏感に生活することだと思います。

例えば「『春の熊』みたいな音ですよね」っていう言葉でもなんとなくイメージを共有できますよね、できないか(笑)
でも「冬の海のキラキラした感じがしませんか?」とか「グーでパンチした時とビンタした時との違いぐらいないですか?」とか言えば
ただ楽器を鳴らして「どうですか?」と訊くよりより深いコミュニケーションが取れますよね。