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前回はギブソンの中でもラウンドショルダーと呼ばれるJ-45とジャンボタイプのJ-200についてでしたが、今回は『スクエアショルダー』と呼ばれるHumming birdとDOVEについて書こうと思います。
DOVEは鳩、平和の象徴ですね。pegionではなくダヴです。
Humming birdはハチドリです。両方ともピックガードに絵が描かれていることからそう呼ばれています。
ギブソン『ダヴ』 同『ハミングバード』
ハミングバードはJ-45などと同じく、マホガニーのサイド・バックですが、ダヴは前回のJ-200と同じメイプルのサイド・バックになっています。
やはりサウンドはマホガニーと較べ、やや軽い、高音が強調された音になっていると思います。低音の出力はやや弱いように感じますね。スピード感のあるストロークには向いていると思います。
こちらは1968年生産モデルの動画です。やはり良い感じに枯れて、低音が出るようになってますね。ぜひ較べてみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=huDKHz5MAlA
今度は新品のハミングバードの動画です。マホガニーらしい5弦の解放の良い感じが出ています。この暖かい感じはやはりダヴにはないですね。
http://www.youtube.com/watch?v=fZ6e_G81qMo
こちらは1975年物のハミングバードで、ビートルズの『ブラックバード』を歌っている動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=EFiqFfzDhvk
こちらも良い感じに枯れて、ダヴとは逆に高音が気持ちよく出るようになってますね。
こうやって見るとやはりギブソンのギターは年をとった方がより良く鳴ってくれるように思います。
最後に使用ミュージシャンの紹介です。
日本でハミングバードといえばまずこの方です。
谷村新司(チンペイ)さん。
この演奏でも、しっかり使ってらっしゃいますね。
堀内孝雄(ベーヤン)さん役の坂崎さんもしっかりハミングバードなのが笑えます。
ダヴを使っているミュージシャンはやはりプレスリーが有名ですね。
ギブソン『Elvis Presley Dove』