ギターですから見極め方と言うより、聴き極め方ですかね(笑)
前回の最後で音を実際に聴いてみましょうと書きましたが、どういう風な音を聴けばいいのでしょうか?

自分は大抵、まず自分で持ってお客さんにサウンドホール(真ん中の丸ですね)を意識してもらって、単純なコード、CとかAとかをただジャーンと弾いてみます。
ポイントはこのときは1本だけではなく、かならず2本を交互に弾き較べるということです。確かにスタンドにおいたギターを、ただジャーンと弾いて、交換すると言うのはやってみるととても面倒くさいのですが、これをやらないと音の違いは伝わりません。
逆に言うとこれをやれば98%ぐらいの確率でわかって貰えます。

「音を聴き比べてください」と言うと「いやいや初心者の自分なんかが聞いてもわからない」とほとんどの方が謙遜されますが、必ず「あ、違う…!!」と感動していただけます。
実質この「あ、違う!!」という体験をお客さんにしてもらえれば、店員とお客の距離はぐっと縮まります。
最近は中高生の子供さんに親が買ってあげるというケースもあり、年頃の男の子や女の子は恥ずかしがって反応が鈍いことがありますが、そういう時は親御さんに向かってプレゼンします。
もちろんチューニングはあわせておくこと。