ギターにはたくさんの種類があるというのはご存知でしょうか?
わかりやすい順に挙げると
a.エレキギター
b.フォークギター
c.クラシックギター の3つがあるのですが、割と誤解を受けやすいものとして

d.アコースティックギターという言葉があります。
結構長くギターをやっている人でも『フォークギター』と『アコースティックギター』の違いを説明せよ、なんて言われると自信がなくなるのではないでしょうか?
ギターを買いに行くときも自分が欲しいのは『フォークギター』(以降『FG』)なのか『アコースティックギター』(以降『アコギ』)なのかわからないと、店員にバカにされるんじゃないかと気後れしているような人も多いように思います。
結論から言えば今現在、一般的に言われているFGとアコギは同じものと考えていいように思います。

もう少し詳しく書くと『Acoustic』を英語辞書で引くと『音響の』という形容詞であると出ます。しかしながら日本の楽器業界では『生音の』という意味で使われることが多いようです。対比語として『Electric=電気的な≒電気で増幅された』が位置づけられているのが現状です。
エレキギターを始め、今ではエレキバイオリンやエレキドラムなどが存在する楽器業界において『電気的な増幅、電子的なシミュレーションを行っていない』ものとして『アコースティック』(一部では『アクースティック』)という言葉が使われているのです。
ただここで厳密に言うとひとつの矛盾が生じます。
cのクラシックギター(以降クラギ)の存在です。もちろんクラギも基本的には電気的な増幅を必要としませんからアコースティック楽器です。

というわけで以下のように分類できます。
ギター ― エレキギター
    └ アコースティックギター ― フォークギター
                  └ クラシックギター

私はこのように定義することにしています。

最後にアコースティックギターブームを再燃させたといわれる1992年のエリッククラプトンのアンプラグドライブをお聴きください。ここでは彼はクラシックギターを使ってますね(^^)